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なぜ水素エンジン?

なぜトヨタは水素エンジンで24時間耐久レースを?

GMAネクスト「なぜ水素エンジン?」画像

みなさん、こんにちは。

株式会社GMAネクストです。

 

今日は、最近テレビCMで流れているトヨタ自動車の水素エンジン車による24時間耐久レースのもようを観て、感じたことや調べて分かったことなどをお話しさせて頂きたいと思います。

 

 

★本コラムは、日経新聞電子版の以下の記事を参考にしています。


水素エンジンと言えば「ミライ」と思っていたけど・・・

「ミライ」は水素エンジンではなく電気モーター車

GMAネスト「ミライは電気モーターで動く車」画像

「トヨタ」、「水素」というキーワードで最初に頭に浮かぶのは、既にトヨタが販売している「ミライ(MIRAI)」となってしまうのは私だけでしょうか?

 

「ミライ(MIRAI)」は水素を燃料に走る車と言うことで、すっかり「水素エンジンの車」と思い込んでいました。(勉強不足を反省、お恥ずかしい・・・汗)

「ミライ(MIRAI)」は水素をエネルギー源としている点は間違いないのですが、水素を使って電気を発生させて、その電気を使ってモーターを回すという仕組みになっているので、正確には「水素燃料電池車(FCV)」となります。

 

では、トヨタがCMで24時間耐久レースに参戦したと報告している「水素エンジン車」とは?

 

水素エンジン車は、基本構造はガソリン車と同じで、気化したガソリンの代わりに水素を燃やすことで動力を得る構造になっているとのこと。

水素を燃やすので当然のことながらCO2の排出はほぼゼロでありながら、そのパワーも十分に期待できるエンジンなのだそうです。

水素エンジンはなかなか難しいらしい

BMW、フォード、マツダ・・・ 開発の中止・凍結

GMAネクスト「水素エンジンはなかなか難しいらしい」画像

素人的には「水素って爆発で大きなエネルギーを得られるから、エンジンに最適なんじゃない!」なんて単純に考えてしまいますが、実際に実現するには様々な問題があるのだそうです。

 

例えば、エンジン内部での着火タイミング。

水素はとても燃えやすいので、燃焼速度が速く着火タイミングが早めにズレてしまい、その影響により動作不良や機械関係のダメージと引き起こしてしまう可能性があるとの事。

 

また、水素を液化した場合、1リットル当たりの発熱量はガソリンよりも小さく(約4分の1)なるため、航続距離が伸びないなどの問題もあるそうです。

 

さまざまな問題がある事から、これまでにBMWやフォード、マツダなどが水素エンジンの開発を手掛けていましたが、現在ではいずれも開発が中止・凍結されているとの事です。

でもやっぱり水素エンジンは必要なんだと思いました

水素エンジンをトラックに!?

GMAネクスト「EVトラックはさすがに」画像

各社が開発を中止、もしくは凍結する中、トヨタが水素エンジンの開発にこだわる理由はトラックなどの大型車両でEV化が難しいから。

 

主に通勤や買い物などを主に目的とする乗用車であれば、車を使う時間も限られるため充電する時間を十分に確保することができますが、トラックだとそうはいきません。

車体も大きくなるので、その分バッテリーも大きくなってしまい、充電時間もその分伸びてしまうという問題があります。

 

またバッテリーが大きくなるということは、その分車体の重量もアップしてしまうので、積載できる荷物の量も減ってしまい、トラックとしての効率が著しく低下してしまいます。

 

その点水素なら、軽く、しかも燃料補給の時間も数分レベルで行うことができるので、トラックの積載量を維持しつつ燃料補給時間も短くてすむので、トラックとしての効率を維持することが可能になってきます。

 

2021年11月17日の日経新聞電子版「トヨタ水素レース車、パワーはガソリン超え 燃費が課題」によると、水素エンジン車がパワーでガソリン車を超えたとの情報が掲載されていたので、トラックなどの大型車で水素エンジンを搭載する日も現実味を帯びてきたような気がしています。

 

いずれにせよ、ネットショッピングの普及などの影響により今後ますます重要になってくる物流の世界で、トラックは必要不可欠なアイテム。

そういう意味で、トヨタが水素エンジンの開発を進め物流の要であるトラックの脱炭素を進めることはとても重要なことだと思います。

GMAネクストで水素エンジントラックのリースが始まる?

脱炭素社会実現の一端を担えることを目標に!

GMAネクスト「GMAネクストで水素エンジントラックのリースが始まる?」画像

トヨタが頑張って開発している水素エンジンの実現には、燃費の問題をはじめクリアすべき課題がまだたくさんあるようですが、パワーでガソリンエンジンを上回ったといったニュースを聞くと、そう遠くない未来には水素エンジンを搭載したトラックが登場するのではないかと信じています。

 

ただ、おそらく水素エンジン搭載トラックが世の中に出てきたとしても、その初期段階では導入コストの問題が出てくるのではないかとも考えています。

導入に際しては国の補助金適用なども考えられますが、開発コストや量産技術の問題でやはり初期段階の車両価格は同レベルのガソリン車に比べれば高いものになることが予想されます。

 

水素エンジン搭載トラックが登場したけど、導入コストの問題で普及が進まない・・・

 

そんなとき、「GMAネクストが補助金のサポートやリースなどを通じて水素エンジン搭載トラックの普及に貢献出来たら、脱炭素社会の一翼を担うことが出来るなぁ~」なんてちょっと考えてみたりもしています。

 

実際に出来るのかどうかは別にして、未来を創るエコカンパニーとして、いろんな夢も描きながら日々活動をしていきたいなぁと考えている今日この頃です。


トラックや各種商用車のリースをお考えの法人、個人事業主のみなさま

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